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© setsuko kato 2019 |
誰にでも大切にしている言葉があると思います。
そういう言葉はとても個人的なもので人に話すことも無く、心深くに仕舞われて
いるため、輪郭も朧げに記憶の底に溶込んでいることもあります。
妹を亡くした時多くのものが一緒に消えてしまったような気持ちでした。
そして妹がよく言っていたその言葉も、もう二度と会うことは無いのだろうと
思っていました。
真直ぐで温かくて、故にちょっと恥ずかしくもあり、でもとっても嬉しかった
その言葉。
それが、ある日突然私のところへ帰って来ました。
Aちゃんがまったく同じその言葉をメッセージしてくれたのです。
気ずいた時にはほんとうにびっくりしました。
そしてとてもありがたかった。
私はすべてを失った訳ではないんだなぁ。
こうやって別のところから帰って来ることもあるんだな。
ありがとうAちゃん。
あなたがくれた『せっちゃんだいすき』は、魔法の言葉だったんです。
今日という日に、多くの失われた思いがどうか僅かでも帰って来ますように。
心を少しでも温めることができますようにと、お祈りいたします。
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