2012/10/14
Twilight
黄昏時の少し前。
空は、水面に映る月明かりのような 夕日です。
見上げると水面があるという感覚、天地が逆になって
空の水紋に飛び込んでいけそう。
昼間は晴れ渡ったブルーの空に、大きな羽のような雲がくっきりと一本だけ。
羽毛がひらひらとなびいている様子は、今しがた大きな天使が飛立ち
残した一本の羽が空に浮かんでいるようでした。
あぁ天使がいたんだなぁと思いました。
カメラを持っていなくて写真は撮れなかったけれど、印象的な空の一日。
2012/10/09
Tis Autumn
歌っているのは、Stacey Kent さんです。
春にライブを聴きに行きました。
歌が上手いのはもちろんですが、フランス語の発音も美しく
魅力的な曲がいくつもあります。
サックスのご主人と仲睦まじくて、見ているこちらまで幸せになるような
ステージでした。
その時に歌った曲ではありませんが、温かさが恋しくなるこれからの季節に。。
歌詞は...
時の老人(季節の神様)は、よくよく確かめてから北風に出て来るように呼んでたよ
両手を口に添え、誇らしげに ラディダディダディダン、秋だよ
木々は語る、実を実らせて疲れたよ 舗道の飾り付けもしたし もう充分
そろそろ葉を落としても構わないさ ラディダディダディダン、秋だもの
鳥たちが集まり、お天気の相談ごと
鳥のように正確に決定は下されて 彼らは真っ直ぐ南に飛んでいったよ
だから僕が君を抱きしめることは何も悪いことなんかじゃない
鳥や木々や時の老人に尋ねてごらん
体温を上げる方法だよ、と言うよ
ラディダディダディダン、秋だもの
2012/10/04
La casa mia
© setsuko kato 2019 |
家はいってみればただの箱ですが、そこに家族がいて日々の営みがあって、
ウチだけの大切な箱になってゆきます。
人のことを思って作られた食事は特別な味がするし、小さなことの積み重ねででき
ている生活も人や自分が安心してあたたかく過ごせるよう準備しているものです。
もしひとり暮らしでも心をかけて丁寧に生活してゆくのは自分を大切にすることで
それは人を大切にすることにつながってゆくと思います。
日々を丁寧に過ごすのは、一生を丁寧に過ごすことだと思っています。
どの家もよく似て見えるし 人の生活も大差ないけれど、今日も巣作りして
特別な箱を作ってゆきます。
写真に撮って初めて、なぜ黄色の家のオブジェを作ったのか気ずきました。
うちの家の壁は特別に色出ししてもらった黄色で、左官も少し自分でやりました。
知らないうちに私は自分の家を作っていたのですね。
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