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Georgia O'keeffe by John Loengard |
大好きな、ジョージア オキーフさんです。
作品以上にオキーフの在り方そのものに 二十代の頃とても感銘を受けました。
その空気感に触れたくて、ロスからアリゾナまで車で旅をした事があります。
どこまでも続く荒野の赤い土に生えている草はブルーがかった緑色で、
初めて見る色のコントラストがとても美しかった。
見渡す限り人の見えない 神聖さを憶えるほどのその風景の中、
枯れ枝や石 その他そこで見つけた物で即興のオブジェを作り、
少しずつ動かしながらコマ撮りして、数秒のビデオを作りました。
あちこち歩き回っていると 、突然 馬の腿から先だけの皮がひきちぎれた
足が一本落ちていました。馬はコヨーテに襲われたのです。
旅をしている時は、どこであっても荒野を旅しているような気持ちになる時が
あります。
旅の道ずれにいつも小さなノートを持ち歩いています。
荒野でも街でも、バールや教会、美術館や橋の上でも、思いついた時に
絵や文章なんでも書けるように。
そんな旅先のノートから...
『人はその人生のうちで一度は荒野の中に入り、健康的で幾分は退屈でさえある
孤絶を経験するべきだ。自分がまったくの己一人の身に依存していることを発見し
しかるのちに自らの真実の、隠されていた力を知るのだ』
Jack Kerouac 「The Lonesome Traveller」
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