毎朝、日本茶を入れます。
どんなに時間がなくても 食事をとらなくても、お茶だけは座ってゆっくり
いただきます。
美味しいお茶を入れるためには 心静かに優しく入れなければとどこかで思って
います。
お茶の味はその日の心を映し出してしまいそうだから。
美味しいお茶が入れられれば、落ち着いた気持ちの良い一日の始まりになります。
20代の頃は、お茶を美味しく入れるのはとても難しく毎日味が変わってしまい
ました。
その頃 私の師であったずっと年上の素敵な女性が、ある時 言いました。
「お茶は年増というのよ。」と、フフッと美しく笑いながら教えてくれました。
踊りやお酌は若い娘でも、お茶だけは年増に頼んだ方が美味しく入れられる
というような話だったと思います。
そして私もまあまあ美味しいお茶を入れられる歳になったのだと思います。
『お茶はいかがですか?』
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