今月観た展覧会です。
『ワシントンナショナル ギャラリー』
Claude Monet
「Madame Monet and Her Son」
Mary Cassatto
「Little Girl in a Blue Armchair」
MOA美術館『竹内栖鳳と板谷波山展』 竹内栖鳳「夏鹿(部分)」
『池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家』より「Moment of Love」
『創作の家』は実際にお二人が住まわれたアトリエ兼自宅を公開されています。
家はそこに住む人を無言のうちに語っているようで、私にはとても興味深いもの
です。
そこに住む人がどんな事を考え何を大事にしていたのか想像するのは楽しいです。
大きな木の梁のある広々したリビングは、床から天井まで庭一面に向かって
窓が開かれ、ミニマムな四角い大理石のテーブルと年季の入った大きな革の
ソファ(犬のピカソやマチスも座ったのでしょうか?)がとても落ちついた空間
を作っています。音楽室や茶室、海を見渡せる部屋もあります。
そしてバスルームやお手洗いは外国から取り寄せたとてもこった作りの陶器製で、
たいへんこだわりを感じます。
どこの家でも、人がその空間を大切にして愛されている場所はすぐにわかります。
その家の人が病気だったり家など気にかけられない状態だと、家もとても寂しい
感じがしてしまいます。
誰かが心と手をかけて愛してきた場所は、だからとても幸せそうです。
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