2011/07/30

Exhibitions of the Month

  今月観た展覧会です。

『ワシントンナショナル ギャラリー』

Claude Monet
「Madame Monet and Her Son」

Mary Cassatto
「Little Girl in a Blue Armchair」

MOA美術館『竹内栖鳳と板谷波山展』 竹内栖鳳「夏鹿(部分)」

『池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家』より「Moment of Love」

『創作の家』は実際にお二人が住まわれたアトリエ兼自宅を公開されています。

家はそこに住む人を無言のうちに語っているようで、私にはとても興味深いもの

です。

そこに住む人がどんな事を考え何を大事にしていたのか想像するのは楽しいです。

大きな木の梁のある広々したリビングは、床から天井まで庭一面に向かって

窓が開かれ、ミニマムな四角い大理石のテーブルと年季の入った大きな革の

ソファ(犬のピカソやマチスも座ったのでしょうか?)がとても落ちついた空間

を作っています。音楽室や茶室、海を見渡せる部屋もあります。

そしてバスルームやお手洗いは外国から取り寄せたとてもこった作りの陶器製で、

たいへんこだわりを感じます。

どこの家でも、人がその空間を大切にして愛されている場所はすぐにわかります。

その家の人が病気だったり家など気にかけられない状態だと、家もとても寂しい

感じがしてしまいます。

誰かが心と手をかけて愛してきた場所は、だからとても幸せそうです。

2011/07/24

Would you like some Japanese tea?

毎朝、日本茶を入れます。

どんなに時間がなくても 食事をとらなくても、お茶だけは座ってゆっくり

いただきます。

美味しいお茶を入れるためには 心静かに優しく入れなければとどこかで思って

います。

お茶の味はその日の心を映し出してしまいそうだから。

美味しいお茶が入れられれば、落ち着いた気持ちの良い一日の始まりになります。

20代の頃は、お茶を美味しく入れるのはとても難しく毎日味が変わってしまい

ました。

その頃 私の師であったずっと年上の素敵な女性が、ある時 言いました。

「お茶は年増というのよ。」と、フフッと美しく笑いながら教えてくれました。

踊りやお酌は若い娘でも、お茶だけは年増に頼んだ方が美味しく入れられる

というような話だったと思います。

そして私もまあまあ美味しいお茶を入れられる歳になったのだと思います。

『お茶はいかがですか?』

2011/07/22

Cat's favorite chair

© setsuko kato 2019
Iron chair

夏の鉄の椅子は さらっとひんやりして気持ち良く

ネコもお気に入りです。


じゅもんを唱えて?...お昼寝中。

2011/07/18

Ammonite dream


© setsuko kato 2019
made by Ammonite fossil , Shells & Solder

「夢見るアンモナイト」

アンモナイトの化石と桜貝、ハンダの小さなオブジェです。

アンモナイトの可愛らしいピンク色に桜貝が羽のようでもあり、

ハンダの星?月?がつながっています。

アンモナイトの永い永い眠りの中で見た夢が 小さな羽で羽ばたこうとしています。


写真は、「spiral paper」で Katsuhiro  Ichikawa さんに撮って頂いたものです。
この写真が大好きで、ここに載せさせて頂きました。

2011/07/10

Clouds by the cloth

© setsuko kato 2023
© setsuko kato 2023

Installation made by cloth

紗のように光と風を通す布のインスタレーションです。

1.5メータ前後の茜雲が 縦にフワフワと浮かんでいます。

インスタレーションは空間を作る、大好きなことの一つです。

オブジェ自体というより、その空間で何かを感じてもらえたらと言う作品です。

しかし私には写真に撮るのがとても難しく、なかなか感じをお伝えできないのが

残念。。。

重力に解き放たれたような雲のオブジェを眺めていると、

時間が止まって心が透明になってゆくようです。

2011/07/02

the Star Festival

七夕 idea
七夕です。

笹を天井から横に吊ってみたら、ちょっと不思議な感じです。

ネコが笹の葉を食べてしまわないようにですが、これはこれで涼しげ。

青い短冊に小さな願い事を書きました。

赤い輪は平和と祈りのために。

金色の短冊には願い事は書いていませんが キラキラと風に舞います。

言葉にならない想いをのせて、星に届きますように。