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© setsuko kato 2019 |
随分前に出品した展覧会、ギンザ グラフィック ギャラリー 『バクテリアート』展
の作品です。
「バクテリアたちは、長い年月をかけて人間たちの廃棄物を分解し、新たな価値を
作り出して地球に還元する。<本当に投棄されたゴミ> <バクテリアたちでも分解に
何千年何万年もかかってしまうようなゴミ>を素材に<美しい作品>として再生させ
た。ザ アートワークスコミッティ」(カタログ抜粋)
夢の島から集めてきたゴミで作ったオブジェ。
バイクのマフラーや布団干し機、どこかの工場の時計やトロフィーの把手、ファン
や金属の削りくず等。
誰かが乗っていたバイクのマフラーや、誰かが日に何度も見上げたかも知れない
時計、お天気のいい日には布団を干されていたパイプには、そんな人の記憶は
残されているのでしょうか。
どの物にも人とつながっていた時があり、私のところにやってきて全く違う用途に
なってしまった物たち。
リサイクルアート、どこまでも使いつずけたらゴミは減るのでしょうか。