2011/08/21

From Dream Island

© setsuko kato 2019
made by trash

随分前に出品した展覧会、ギンザ グラフィック ギャラリー 『バクテリアート』展

の作品です。

「バクテリアたちは、長い年月をかけて人間たちの廃棄物を分解し、新たな価値を

作り出して地球に還元する。<本当に投棄されたゴミ> <バクテリアたちでも分解に

何千年何万年もかかってしまうようなゴミ>を素材に<美しい作品>として再生させ

た。ザ アートワークスコミッティ」(カタログ抜粋)


夢の島から集めてきたゴミで作ったオブジェ。

バイクのマフラーや布団干し機、どこかの工場の時計やトロフィーの把手、ファン

や金属の削りくず等。

誰かが乗っていたバイクのマフラーや、誰かが日に何度も見上げたかも知れない

時計、お天気のいい日には布団を干されていたパイプには、そんな人の記憶は

残されているのでしょうか。

どの物にも人とつながっていた時があり、私のところにやってきて全く違う用途に

なってしまった物たち。

リサイクルアート、どこまでも使いつずけたらゴミは減るのでしょうか。

2011/08/09

Summer greeting

May
暑中お見舞い申し上げます!

May & Water pillow of the cat form
ネコのMayの頭の後ろに見えているのは、ゴム製の水枕のネコです。


洗って庭で陰干し中。
熱をよくだす人のおみやげにイタリアで見つけたものです。
実用的とは思われませんが、半分冗談のようなトボケた顔が熱冷ましになればと...。

2011/08/01

The leaf of the story

© setsuko kato 2019
Paper cutout

八月、葉月ですね。

本のページ(コピー)を葉の形に切り出してみました。

言葉は 言の葉、紙一枚は一葉ともいいます。

言葉が一枚の葉っぱなら、言葉を集めた詩は草花、本は樹でしょうか。

本屋さんが森なら、図書館は知的な密林のジャングル...。

本棚も小さな森、人それぞれ どんな森になるのでしょう。

そして人と人とをつなぐのも言葉です。

私は話すのが得意ではないのでなおさら、瑞々しく心のこもった一枚の

言の葉を手渡してゆけたらと願っています。