近所のお豆腐屋さんに美味しい厚揚げを買いに行った帰り、じっと空を見上げている人がいて、つられて見上げると なんとも綺麗な虹が空にかかっていました。
日没前の白い三日月の背中側に、大きく半円の弧を描いてくっきりと。
空ってすごいな。宇宙ってすごいな。
歩いては止まり見上げるを繰り返して家に着いて、カメラを出した時は虹の尻尾だけ。
それに気がつかなくても美しさや恩寵はいつもそばにあって、その中で守られているように感じます。
些細なことだけど、美味しい厚揚げを作る人がいて美味しい夕ご飯が食べられて、虹に見とれる人がいて私も虹に見とれ、人のする事は人に繋がってゆく。
耕した土に種を大事に植えるみたいに手や心をかけたことは、いつか芽を出す。
だから良い芽を出すために、良い種を植えたいと思っている。
作品も歌もなるべく悪い思いを混ぜないように、注意深く種をまき光や水や風を与えて育てていく。
その小さなことの中に祈りのようなものがあって、だれかにプレゼントできればと思っています。
ローストビーフ、焼きキノコのオイルマリネ、からし菜の和え物