月日はめぐり。。
長かった夏も後ろ姿、秋ですね。
銅製の太陽と月です。
トスカーナの田舎町サルテアーノの毎週金曜日に開かれる市で見つけました。
作りに差があり おそらく作った人は違いますが、これはやっぱり2つで1つ
今ではうちのキッチンのオレンジ色の壁にかかっています。
一週間に一度のこの市はとても楽しみで、てくてく20分位歩いて
地元の美味しいものやめずらしい物たちに出会いに行きました。
買い物の後には森の中にあるキャンプ場 CampeggioのBarで、いつもカプチーノを
飲みました。
大きな木々の下、鳥たちの声しかしないカフェで思いつくままに小さなノートに
日本語を書いてゆくのは、サルテアーノに居たのはひと月だけだけど
日本を離れた私には自分を見つめる大切な時間と空間になっていました。
今でもあの朝の匂いと、少しの孤独と、鳥が自由に空に解き放たれたような
至福の入りまじった感覚を思い出します。
それらの時間と空間も、今の私を作ってくれたのだと思います。