木の芽が小さな掌を広げてゆくように 日に日にその数を増します。
芽吹きの木の芽は柔らかく一番美味しいので
そうなるといそいそと。。
筍ごはんです!
福岡の新筍をぬかと唐辛子を入れて茹で そのまま一晩置いて灰汁抜き、
翌日だしと油揚げで煮、さましてから土鍋でお米と炊き込みます。
蓋を開けた時の淡い黄色の可愛さと香りは春そのものでしあわせに包まれます。
一晩待っても、家で茹でた新筍は 豆のようなお芋のようななんとも言えない
ポクポクとした甘さで特別のご馳走です。
同じ山の恵みのふきのとうで蕗味噌を 山形のなめこはお醤油煮にしました。
春さんありがとう。山さんありがとう。
箸置きは私がデザインしたもので、ウォールナットとオークの2枚合わせです。
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