2016/02/29

Passione


『MUSEO VIRTUALE UFFIZI』を観ました。
Uffiziは大好きな場所で4.5回は観に行っているので、どの絵も懐かしく久しぶりに会う友人たちのようで、フィレンツェの生活を思い出します。
デジタルシアターでは街の様子が映し出され、Uffiziのすぐ近くの私が借りていた部屋がある黄色い壁の大きな建物も映し出されて、ずっと変わらないこの街の素晴らしさと努力に敬意を感じます。
そんなUffiziにある絵の複製画とはいえ原寸で、限られたスペースにギュッとたくさん飾られ 柵が無いので触れるくらい近ずけ写真もOKで、現地とはまた違った迫力です。 フィレンツェでは写真は禁止、デッサンはOKでした。


ゆっくり鑑賞した後、Giuseppe Andaloroさんのピアノリサイタルを聴きました。
素晴らしすぎて、頭も心も無になって音のみの世界に集中していました。
感情ではなくもっと深いところから出てくる炎のような情熱がまっすぐこちらまで飛んできて、わたしの深いところにある透明の領域にグングン吸い込まれてゆくようで、素晴らしい経験と言えるような演奏でした。
演奏が終わると拍手に応えて立ち上りジャケットのボタンを丁寧に留めご挨拶する姿は、グランドピアノがいつもより小さく感じる、笑顔がジョントラボルタ似のおしゃれなragazzoでした。(シルクのシルバーグレイのスーツにグレイのシャツ、光沢のあるシルバーグレイのネクタイ、ピアノより輝いているエナメルの黒の靴!)
またぜひGiuseppeさんの演奏を生で聴きたいと思いました。
そのためだけにイタリアに行くとしても、その価値はわたしにはあります。

イタリア文化会館より

Grazie tante !





2016/02/22

The cat's whiskers

lulu idea  5 weeks of age,  250g
lulu idea    11years old,  3400g

成長は喜びです。
大きくなってくれてありがとうと、よく言っています。
うちに来た時はハツカネズミほどの大きさしかなく意識も朦朧としたideaが、
ゆっくりと成長して、脚や視力の障害にもめげず元気に走り回っているのを見ると
感謝せずにはいられません。
いのちをありがとう。
猫の日に。 


2016/02/18

Le Jardin de Monsieur Li



「言うは水に映す、聞くは岩に刻む」と中学生の時に教わりました。

石の床に水で書いた言葉は、するすると乾きやがて消えてゆきます。

言葉にならないことを無理に口にせず、静かに見つめることも大切です。

2016/02/16

Sketch

© setsuko kato 2017

© setsuko kato 2017

作るものはいつも立体なので、ラフスケッチをお見せする機会は殆どありません。
絵を見てみたいというご要望を頂きましたので、すこしだけ...。
これが出来上がる時にはどんな姿になるのか、自分でもわかりません。
作品の助走のようなものなので、跳躍した後くるんと飛んでちゃんと着地できますように。

2016/02/01

The beauty is joy

すこし前になりますが、MISA HARADA  HATS OFF!「賛美の帽子展」を見ました。この大きな蝶もお帽子です。
被れば、顔は小さな花で蜜を集めに蝶が暫し羽を休めたかの様です。

この人がそよ風に吹かれてクスクスと笑ったら、帽子の羽も一緒に揺れて、どんなにか素敵に見えることでしょう。

人に咲く 美しく可憐な花。

美が生まれる場所は美しい精神の住処。

美の追求は、動物も植物も生命が本来持っている欲求で、種の保存に繋がります。
おしゃれも料理も音楽も部屋も、生きてゆくことのすべては美しくしてゆけます。
見えるものだけじゃなくてそこを満たす空気や精神も磨いてゆけると信じています。
痛みや恐れを手放して、本来の生命の美しさの中から新たな美を生み出してゆきたい。
美は喜びです。